2020年01月14日
復讐はお好き?カール・ハイアセン著 文春文庫
品のないユーモア小説である。
これがアメリカのベストセラー作家の作品であるとはアメリカの読者の品格が疑われる。
救いはフロリダの環境問題に多少触れているところくらいか。農地拡大と農薬の流入によって、フロリダの自然が破壊されているという問題は、あまり世界には知られていないが事実のようだ。
話は妻に水質分析の不正を発見されたと思い込んで妻をクルーズ旅行の船から落として殺そうとする。落とされた妻は助けられ、夫に復讐をする、という他愛のないもので、不正は暴かれ、めでたしめでたしという結果に終わる。
これがアメリカのベストセラー作家の作品であるとはアメリカの読者の品格が疑われる。
救いはフロリダの環境問題に多少触れているところくらいか。農地拡大と農薬の流入によって、フロリダの自然が破壊されているという問題は、あまり世界には知られていないが事実のようだ。
話は妻に水質分析の不正を発見されたと思い込んで妻をクルーズ旅行の船から落として殺そうとする。落とされた妻は助けられ、夫に復讐をする、という他愛のないもので、不正は暴かれ、めでたしめでたしという結果に終わる。
2020年01月14日
警視の偽装 デボラ・クロンビー著 講談社文庫
一度読んだような気がするが、再度読んでも面白かった。それは前の記憶があまり残っていなかったから・・・・・。
主人公は警視とその恋人の女性警部補。同棲しているが結婚していないという進んだ関係。子供は前の結婚でそれぞれに生まれた子供がいて、本当の親子のように一緒に暮らしている。事件の進捗よりも、複雑な人間関係の方が気になる。
二つの事件が入り組んで進行する。現代と過去が一つの宝石を巡って織りなしている。きめ細かさは女性作家ならであろう。
主人公は警視とその恋人の女性警部補。同棲しているが結婚していないという進んだ関係。子供は前の結婚でそれぞれに生まれた子供がいて、本当の親子のように一緒に暮らしている。事件の進捗よりも、複雑な人間関係の方が気になる。
二つの事件が入り組んで進行する。現代と過去が一つの宝石を巡って織りなしている。きめ細かさは女性作家ならであろう。