さぽろぐ

読書・コミック  |札幌市北区

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2013年03月24日

矜持 D&Fフランシス著 早川書房

ディック フランシスの最期の作品である。2010年に彼は亡くなった。晩年は次男のフェリックス フランシスと共作の形で作品を発表していた。フェリックスは元物理学の教師であったという。彼のコンピューターの知識、射撃の知識が作品ン委生かされているという。この作品もディックの他の作品と同様に障害物レースが背景にあるが、ヘッジファンドなどの最新の話題を取り入れ、古さを感じさせない。片足を失った兵士が主人公で、障害者ならでの屈折した性格がよく描かれている。母親との確執もあり、単純ななぞ解きになっていない。このシリーズは息子のフェリックスが引き継ぐのであろうか。是非引き継いでほしいものだ。  


Posted by 北のフクロウ at 09:44Comments(0)読書

2013年03月03日

札幌交響楽団第557回定期演奏会

3月1日(金)キタラで聴く。
尾高忠明指揮のシベリウスシリーズの1回目の演奏会。荒天であること、道が悪いこと、プログラムがシベリウスオンリイーであることもあってか、聴衆の入りはやや悪かったが、演奏は素晴らしかった。札響にはシベリウスは合っていると思う。
シベリウス作曲
フィンランディア
交響曲第3番ハ長調
交響曲第1番ホ短調

1番の交響曲は2番の次に良く聴く曲ではないかと思う。民族的な響きがあるし、なじみやすい曲ではないかと思う。シベリウスの曲を聴くと、昨年北欧を旅行し、フィンランドに行った時を思い出す。森と湖の国で、自然にあふれていた。その中でゆったりと人が生きていた。自然と人が一体となった大人の国という感じであった。

3年にわたり交響曲全曲を演奏する予定ということだが、楽しみだ。  


Posted by 北のフクロウ at 09:44Comments(0)音楽