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2016年11月04日

かばん屋の相続 池井戸潤著 文芸春秋

 旅行先で読む本が無くなって、新宿の駅中で見つけた1冊。
 池井戸潤の短編小説集。
 タイトルの「かばん屋の相続」は相続した兄が親の連帯保証人のために、倒産し、相続人の本命と見られた弟は救われるという話で、親の配慮が感じられる相続話となっている。かばん屋の相続問題では一澤帆布の騒動を想起するが、これを見事に小説にした。
 池井戸の小説では銀行に中小企業が泣かされる話が多数出てくるが、銀行マン出身の作者の体験が出ているのだろう。


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Posted by 北のフクロウ at 10:34│Comments(0)読書
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かばん屋の相続 池井戸潤著 文芸春秋
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