2014年05月17日
クラッシャーズ ディナ・ヘインズ著 文春文庫
クラッシャーズというタイトルはなじみがないが、副題に墜落事故調査班とあるように、航空機の事故調査をする専門部署のようで、あとがきによると大統領直轄の事故調査部署で、航空機に限らず、鉄道、船舶、高速道路事故、パイプラインの事故と守備範囲は広いらしい。ここではテラリストの仕組んだ航空事故であるが、飛行機に搭載されているブラックボックスを通じて、航空機を操縦できるという恐ろしい事故である。その開発者がテロリストと手を組んで、事故を起こさせたというから、恐ろしい。事故調査班が原因を解明し、しかも犯人を追いつめて第二の事故を防止するところがハイライトであり、手に汗を握るスリリングな場面となる。実に才能のある作家であると思うが、これが世に出る第1作であるというから、アメリカには実に才能のある人間がいるものだ。もともと新聞記者であったというから、文才はあったのであろう。他にも作品があるというから、早く読んでみたいものだ。
ザ・プロフエッサー ロバート・ベイリー著 小学館文庫
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Posted by 北のフクロウ at 20:08│Comments(0)
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