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2013年11月13日

ワトスン君、もっと科学に心を開きたまえ C.ブルース著

著者はオックスフォード在住の物理学者でサイエンスライター。物理のパラドックスの研究家。ミステリーファンという。題名から想像されるようにシャーロック・ホームズのワトスンが主人公になっている。勿論ホームズも登場する。近代になって、ニュートン物理学では説明できない現象があって、物質とエネルギー、粒子と波動の関係などが明らかになてきた。そのあたりを数式を用いずにワトスンをして語らしめようといろいろ工夫されている。物理の実験はここで語られるような紙の上の仮説を証明することにかなり費やされる。今はちがうが化学は仮説よりも実験でものを作り出すことに関心があった。物理学の考え方を素人にわかりやすく説明する著作としては物理学者のガモフが有名であるが、中学生の時にワクワクしながら読んだ記憶がある。それ以来の相対性原理の話であるが、分かりやすく、といっても難しいことには変わりがなかった。


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Posted by 北のフクロウ at 09:06│Comments(0)読書
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