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2024年01月26日

ホルモー6景 万城目学著 角川書店

 万城目正は本年度の直木賞作家に選ばれた中のひとり。図書館で探したらこの一冊が目についた。
 まず、ホルモーなる言葉が分からない。何やら京都にある大学のサークルが競い合う鬼の出るゲームのようである。これを理解するには第1作目の「鴨川ホルモー」を読まねばならないのかもしれない。
 氏は京都大学法学部卒のエリートであった。某繊維会社に就職し、サラリーマン生活を送っていた。それが作家の道を歩むようになって、ホルモーなる奇妙な小説を書くようになった。京都という土地柄の持つ古き都のイメージには魑魅魍魎の跋扈する怪しげな世界がある。それと現代を結び付けて、誰も描けない世界を表現した。文章は軽妙であり、面白いが直木賞に値するかどうかを問われるとクエスチョンマークが付く。
 6度候補に挙がって、ようやく選ばれたというところに選考委員の迷いがあるように思われる。


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Posted by 北のフクロウ at 08:15│Comments(0)読書
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ホルモー6景 万城目学著 角川書店
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