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2023年08月04日

指さす標識の事例 イーアン・ベアーズ著 創元推理文庫

 タイトルを見ても中身が推測できない典型的な小説。もっと良い署名がなかったものか。
 中身は一つの殺人事件を巡って4人のアプローチで真相に迫る。同じような状況が繰り返されるのでいささか飽きる。
 それで、3人目の著述を飛ばして、4人目を読んだ。あっけない真相。
 ただクロムウエルの時代のイギリスの風俗がよくわかる。
 当時の自然科学と宗教との関係も今から見ると進んでいるようであり、そうでないようでもある。ボイルの法則のボイルとか、哲学者のジョン・ロックたかが実名で出てくる。ジョン・ロックなど医者として出発したなど、自然科学史的にも面白い発見だ。
 ただ小説としては冗舌で面白くなかった。


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Posted by 北のフクロウ at 15:33│Comments(0)読書
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