北のフクロウの徒然草

　ジェームズ・ロリンズのシグマシリーズの13作目。
　毎シリーズ科学の最新問題をテーマにしているが、今回はAI.
　コンピューターが行きつくところ、AIであるといわれるが、AIが悪に使われるととんでもないことになる。
　人間の制御不能となり、人類を滅ぼしかねない。
　悪の一つが、魔女狩りで悪名高いカソリックの一派。もう一つがシグマの敵であるロシアのKGBの流れをくむ一派。
　シグマのメンバーの一人キャットが襲われ、瀕死の重傷を負う。シグマのピアーズ隊長の身重の妻セーリアと隊員モンクの二人の娘が拉致され、それを救うためには、スペインの天才少女が開発したＡＩ機器を差し出さなければならない。
　必死の活動の結果、ＡＩ機器は取り返され、拉致被害者は救助され、悪の組織は壊滅される。

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