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2020年11月16日

帰郷戦線―爆走ー ニコラス・ペトリ著 早川書房

 新しいヒーローが登場である。ピーター・アッシュ。元海兵隊の帰還兵である。
 PTSDで、極端に閉所が苦手なパニック症を持っている。
 元部下の自殺?に残されたその妻の家の修理をボランテアで行うが、そこで床下にいる猛犬ト、スーツケースに入った大金とプタスチック爆弾を発見する。元部下の死に疑問を持った主人公はいろいろ探るうちにとんでもない陰謀に巻き込まれる。
 帰還兵のアメリカにおける待遇と、ヘッジファンドを結び付けたユニークな作品。
 ピーター・アッシュはシリーズ化されたというから、次作が楽しみである。
 作者はラストベルト、ウイスコンシン州ミルウォーキー市在住の不動産鑑定士を職業とする作家だという。ここにも多彩な才能を持つミステリー作家がいた。


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Posted by 北のフクロウ at 15:00│Comments(0)読書
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帰郷戦線―爆走ー ニコラス・ペトリ著 早川書房
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