2022年07月12日
ステイ・クロース ハーラン・コーベン著 ヴィレッジブックス
17年前の失踪事件を執拗に追いかける刑事がいる。
その失踪者の存在を示唆されて、ともに姿を消した元ストリッパーが真相を探ろうとする。それに新たな失踪者が出て、その解明をする殺人者二人グループが絡み、事件を複雑にする。こちらの方が単純であるが、真犯人の動機や、手口には鬼気迫るものがある。元ストリッパーに振り回されるカメラマンが哀れである。
その失踪者の存在を示唆されて、ともに姿を消した元ストリッパーが真相を探ろうとする。それに新たな失踪者が出て、その解明をする殺人者二人グループが絡み、事件を複雑にする。こちらの方が単純であるが、真犯人の動機や、手口には鬼気迫るものがある。元ストリッパーに振り回されるカメラマンが哀れである。
2022年07月12日
閃光 キャサリン・コールター著 二見文庫
ミステリーは基本的には女流作家のものは避けてきた。なぜなら女流作家のものは饒舌で、描写が細かく、家庭とか、男女関係とか、ミステリーと別なところに筆が走るきらいがあって、読んでいてまどろっこしい。
キャサリン・コールターもその傾向がある。
ここでは3つの殺人事件が平行に進められ、それぞれ無関係に解決される。こんな煩雑さも女流作家を毛嫌いする理由である。
家庭内の過去の殺人事件と、本命の殺人事件と、スーパーの殺人未遂事件とが錯綜して出てくる。
ましてや時間を8秒遡ることができる指輪の存在など、とてもついていけない。こういうものを、ミステリーに入れ込むと、ありえないと思わざるを得ない。
キャサリン・コールターもその傾向がある。
ここでは3つの殺人事件が平行に進められ、それぞれ無関係に解決される。こんな煩雑さも女流作家を毛嫌いする理由である。
家庭内の過去の殺人事件と、本命の殺人事件と、スーパーの殺人未遂事件とが錯綜して出てくる。
ましてや時間を8秒遡ることができる指輪の存在など、とてもついていけない。こういうものを、ミステリーに入れ込むと、ありえないと思わざるを得ない。
2022年07月12日
キリング・フロア リー・チャイルド著 講談社文庫
途中まで読んで、過去に読んだ本であることに気が付いた。
ジャック・リーチャーシリーズの第1作目であった。しかしほとんど記憶になくて、新鮮な気持ちで読んだ。
記憶力の衰えはひどいもので、同じ本を何回読んでも、初めて読むように思えている。
贋金造りの物語であった。贋金造りの手口に、納得した記憶がある。一番のポイントは紙である。アメリカドルは紙幣の大きさが金額にかかわらず同一である。ここがミソで贋金造りは小額紙幣を集めて、脱色し、新たに高額紙幣を印刷するという手法を用いた。北朝鮮あたりもそうやっているのであろうか。こんな国家的企業秘密を、小説で暴いてよいものだろうか。
国家はその上を行くから、よいと考えているのだろうか。
ジャック・リーチャーシリーズの第1作目であった。しかしほとんど記憶になくて、新鮮な気持ちで読んだ。
記憶力の衰えはひどいもので、同じ本を何回読んでも、初めて読むように思えている。
贋金造りの物語であった。贋金造りの手口に、納得した記憶がある。一番のポイントは紙である。アメリカドルは紙幣の大きさが金額にかかわらず同一である。ここがミソで贋金造りは小額紙幣を集めて、脱色し、新たに高額紙幣を印刷するという手法を用いた。北朝鮮あたりもそうやっているのであろうか。こんな国家的企業秘密を、小説で暴いてよいものだろうか。
国家はその上を行くから、よいと考えているのだろうか。