オクトーバーリスト ジェフリー・ディーヴァー著 文春文庫
ディーヴァアーの面白い趣向のミステリー。
時系列で逆に書かれた小説。結末が最初に書かれている。最後にドンデン返しがある。いかにもディ-ヴァーらしい。
読みだすと最初は戸惑う。従来の小説と逆に展開するから戸惑う。そこが作者の狙いだ。
娘を誘拐され、身代金40万ドルとオクトーバーリストという秘密文章の提出を犯人から求められる。どちらも当てがなく主人公は困惑するが、そこにホワイトナイトだ出てきて、救出に協力する。主人公が警察官を撃ってしまう事件も起きる。さあどうなるか?結末は事件の始まりに書かれているという趣向だ。緊迫感があり、ついつい一気読みさせられる。作者の巧みな作品造に感心させられた。
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