札幌交響楽団名曲シリーズ 愛を奏でるラフマニノフ
名曲シリーズは聴衆の入りが良い。
特に今回はお客が多かったように思う。
指揮は尾高忠明さん、ピアノソロが岡田奏さん
プログラムにラフマニノフのピアノ協奏曲第2番があって、岡田奏(かな)さんが弾いた。
ラフマニノフに、岡田奏さんの奏でるをかけたネーミングの巧みさがプログラムの魅力の一つだったかもしれない。
他の作品は、
芥川也寸志の「弦楽のためのトリプティーク」
ムソルグスキーの「展覧会の絵」
展覧会の絵はともかく、芥川の作品はあまり知名度のある作品とは言えず、ラフマニノフと岡田奏の組み合わせが良かったのかもしれない。
岡田奏さんは若いが、実力のある演奏家である。ラフマニノフは難易度の高いピアノ曲であるが、らくらく弾きこなしていた。
アンコールで弾いたシューマンの「献呈」(リスト編曲)も聴き応えがあった。
アンコールといえば、最後に「弦楽のための悲曲」(チャイコフスキー作曲)がアンコールで演奏された。
お得意感いっぱいの演奏会であった。
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