第568回札幌交響楽団定期演奏会

北のフクロウ

2014年04月19日 09:15

4月12日(土) KITARA 
指揮 R.エリシュカ
序曲 ローマの謝肉祭 ベルリオーズ作曲
交響曲ニ長調     ヴォジーシェク作曲
交響曲第6番ロ短調「悲愴」チャイコフスキー作曲
今回の聴きものはチャイコフスキーの「悲愴」である。
過去にも札響の「悲愴」は聴いたが、今回の演奏はエリシュカさんの演奏が出色であった。
この曲はいろいろある交響曲の中でも好きな曲の一つである。CDはカラヤン指揮のウイーンフィルの演奏を持っている。
この曲には中学生時代に札幌時計台のレコード観賞会で聴いた思い出がある。一緒に行った友達が第1楽章の音が大きくなるところで、居眠りしていたのがびっくりして文字通り飛び上がったので、大笑いしたことがあった。
 この曲では第4楽章のアダージオ・ラメントーソが好きだ。他の交響曲が派手に終わるところを、いかにも死を予告するように静かに終わる。チャイコフスキーがこの曲を初演した後、9日後に亡くなるというのも、ドラマティックである。

ヴオジーシェクの交響曲は初めて聴いたが、エリシュカさんの思い入れのある曲のようで、なかなかいい曲であった。もっと演奏されてよい、と思った。
 

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