札幌交響楽団第559回定期演奏会

北のフクロウ

2013年05月18日 08:28

5月17日(金)キタラ
尾高忠明指揮
テーリヘン作曲 ティンパニ協奏曲 テインパニ 武藤厚志(札響首席奏者)
ブルックナー作曲 交響曲第7番
1曲目は初めて聴く曲で、テインパニの協奏曲という珍しいプログラム。武藤さんのスティックというのかばちというのかそのさばきが見事であった。
2曲目は前回札響で2000年に聴いているが、今回は金管楽器の充実が目立った。弦楽器はエキストラを厚くしたが、やや弱い感じ。それにしても長い曲だ。1時間10分くらいの演奏時間であったが、1楽章が特に長すぎる。ブルックナーの交響曲は相対的に長いが、2楽章以下が面白いのに、1楽章でその長さに辟易した。尾高さんの指揮は比較的抑えた指揮ぶりで、疾駆する暴れ馬を制御する熟練の御者といった感じか。2日連続の演奏会で、少しセーブしたのか。

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