エンジェル・フライト マイクル・コナリー著 扶桑社文庫
エンジェル・フライトはケーブルカーの名前であるが、ここでは「堕天使は地獄へ飛ぶ」という日本版タイトルの元の本にあるように、
天使が地獄に飛んでいる、という意味合いもあるようだ。
黒人の側に立つ弁護士がケーブルカーの中で、殺されている。この犯人探しがメインであるが、この弁護士が弁護していた少女殺人事件が密接に犯人探しに絡んでいる。
この作品でもボッシュの一匹狼的な性格が際立っており、天敵のロス市警副本部長のアーヴィン・アービングと対立する。
二つの殺人事件は見事解決するが、公表された結果は後味の悪い結末となっている。
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