千尋の闇 ロバート・ゴダール著 創元推理文庫

北のフクロウ

2019年02月15日 09:38

 前にゴダールの「千尋の闇」を読んだことがあると書いたが、本当かなと疑わしくなって、図書館で借りて読んだ。
 結果、別の本と間違っていたことがわかったので、訂正する。
 ゴダールの1作目に当たる力作で、ビクトリア女王時代のアスキス、L.ジョージ、チャーチルなどのイギリス政界の時代の出来事と現代を結んだ3代に渡る復讐事件である。一種の謎解きであるが、複雑な人間関係と歴史的事実を絡めて、読み応えのある作品である。
 ゴダールにはまり込みそうである。

関連記事