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2022年09月07日

悪魔の参謀 マレー・スミス著 文芸春秋

 前に読んだ「ストーン・ダンサー」の前作に相当する。ストーン・ダンサーでおなじみの登場人物が出てくる。
 イギリスSISのデービッド・ジャーディンは南米局長で、南米の麻薬ギャングの撲滅のために、スパイを要請し、コロンビアに送り込もうとする。
 ニューヨーク市警のエディ・ルーコウはグランドセントラル駅でゆく物の過剰摂取で変死した若い女性の身元不明者に執着して、事件の解決を図ろうと躍起になっている。
 アイルランドの著名な検事ピアソンは暫定IRAの政策顧問として二重生活を送っている。
 この3つの場面が最後の数ページで見事に遭遇して、一つの解決を見る。それは必ずしもハッピーな解決ではない。
 そこにこのスパイ小説の深みと面白さがある。


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Posted by 北のフクロウ at 11:28│Comments(0)読書
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