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2022年07月22日

ミッドナイト・ライン リー・チャイルド著 講談社文庫

 ジャック・リーチャーシリーズの22作目。
 シリーズの特色は主人公が決して死なないことだ。主人公が死んではシリーズはおしまいになる。
 今回はたまたま質屋で見つけた指輪の持ち主の行方を探る旅で遭遇した事件である。その指輪はリーチャーと同じ陸軍士官学校の出身者のものであることに興味を持った。その行方不明者はアフガンで負傷し、退役したらしい。負傷の治療の過程で、薬物中毒者であることが判明する。そのつながりで、薬物販売ルートがあることがわかる。
 戦争のたびに薬物中毒者が増えるという事実はショックだ。負傷の痛み止めで大量の鎮痛剤を処方され、それから中毒になるというのだ。アメリカに中毒患者が多い理由の一つが戦傷者にある。この小説では薬物が正式ルーロから闇のルートに流れる手口が暴かれている。そういう手口もあるのだということがわかる。


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Posted by 北のフクロウ at 10:18│Comments(0)読書
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ミッドナイト・ライン リー・チャイルド著 講談社文庫
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