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2021年03月20日

化学探偵Mr.キューリー6 喜多喜久著  中公文庫

ウイキペディアの著者紹介
喜多 喜久(きた よしひさ、1979年 -)は、日本の小説家。

徳島県三加茂町(現・東みよし町)出身[1]。香川県在住。徳島県立脇町高等学校卒業[2]。東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了[3]。大手製薬会社の研究員として勤務する傍ら執筆活動を行なっていたが、[4]2017年3月末を以て退職。専業作家となる[5] 。2010年、『ラブ・ケミストリー』(応募時のタイトルは「有機をもって恋をせよ」)で第9回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞する[6]。2011年、同作で小説家デビュー。ペンネームの由来は「名字は本名で、縁起のいい名前を」という思いから。井上喜久子のファンである。

 大手製薬会社の研究員を辞め、小説家一筋になったようである。才能のある人は何でもできるようで、うらやましい限りである。
 キューリーシリーズは9冊ほど出ているようで、七瀬舞衣という大学庶務課の若い職員を狂言回しにして、Mr.キューリーこと沖野晴彦准教授が化学的知識を駆使して、事件解決を図るというもの。軽いタッチで、読みやすい。
 シリーズ6はこのシリーズ最初の長編もので、アメリカからの留学生天才化学者エリーが全合成しようとする「トーリタキセルA」をめぐる事件である。著者の経験から得られたであろう大学同士の共同研究の有様が背景に描かれている。DNAグリッピング法とかコンピューターシミュレーションの有機合成などそれらしい専門知識がちりばめられているところが、薬学系の元研究者らしい。
化学探偵Mr.キューリー5は6つの短編からなるシリーズで、いずれも化学者のひねりが効いている。



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Posted by 北のフクロウ at 09:56│Comments(0)読書
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