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2020年06月29日

スナイパーの誇り S.ハンター著 扶桑社ミステリー

 ボブ・スワガーを主人公とするスナイパーシリーズの9作目に当たるという。
 スワガーも68歳となって、引退生活を送っているが、知人の新聞記者から第2次世界大戦時のソ連の女性スナイパーの失踪事件に興味を持ち急遽ロシアに向かう。話は1944年の独ソ戦時代と現代とさらにイスラエルのモサド調査部員の調査結果が同時に進行して、複雑である。謎のスナイパーはロシアとドイツの陰謀の中にあって、ドイツの重要人物の暗殺を使命としていた。しかし情報が事前に漏れ、逆に命を狙われる。それにもかかわらず使命を達成するのが、「スナイパーの誇り」であるという。原題がSNIPER'S HONORとあるから、誇りというより名誉といった意味合いが強いかもしれない。スワガーらはCIAに狙われるが、情報の扱いは難しいものがある。
 女スナイパーがオーストラリアで天寿を全うし、娘が世界的なテニスプレイヤーとなっていたことが分かり、、戦時の暗い時代の物語からの救いとなっている。


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Posted by 北のフクロウ at 18:38│Comments(0)読書
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