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2019年10月10日

訪問者 恩田陸著 祥伝社

 恩田陸という作家はいろいろなジャンルの作品を書く作家らしい。
 「蜜蜂と遠雷」で音楽コンクールという舞台でピアニスト葛藤を見事に描いた。とくに文字にしがたい音楽の描写が見事であった。
 先日その映画を見たが、映画では音があるだけに、ピアニストが作品をどう演奏するかが興味があったが、それなりに小説の雰囲気を出していて、面白く観ることが出来た。
 さて、「訪問者」だが、殺人事件の犯人探しのミステリーで、山の中に孤立した屋敷の中に閉じ込められた人の中に、犯人がいるのではないか、というところに興味がある。謎解きがどうなるかというところだが、意外なところに犯人がいて、そこはちょっとミステリーとしては拍子抜けである。むしろ親子関係がどうなのかといったドロドロしたところが日本的といえば日本的だ。


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Posted by 北のフクロウ at 19:12│Comments(0)読書
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