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2018年10月04日

ブラックボックス マイクル・コナリー著 講談社文庫

 「転落の街」に続くブッシュシリーズ作品。
 相変わらず、官僚主義を嫌い、独断行動で事件解決を図る。一匹狼が好ましい。
 上司としてはこれほど扱いづらい部下はいないだろう。
 20年前の事件を解決するためには、これほど執念を持って取り組まなければならないのだろう。
 ロスの暴動事件中に起きたデンマーク人の女性写真記者の殺人事件。弾道とピストルの追求から、意外な方向に事件が発展する。
 この展開の意外性が、作者の魅力である。
 捜査さなかに内部監察への摘発を受ける。この告発者が意外な人物で、内部監察員がボッシュの窮地を救う。
 このあたりの人物配置は憎いほどうまい。


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Posted by 北のフクロウ at 16:57│Comments(0)読書
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