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2018年07月06日

晩夏の墜落 ノア・ホーリー著 ハヤカワ文庫

 プライベートジェット機の墜落事故で、奇跡的に画家と子供の二人が助かった。
 その原因について、様々な推測がなされた。また画家に対してもマスコミがしつこく追求した。
 その中で搭乗者の一人がテロリスト国家のマネーロンダリングを不正に行って、巨利を得ていたり、ニュース番組のテレビ局で、看板ニュースキャスターが電話盗聴を行ったり、いろいろ不正が明らかになってくる。
 大きな社会問題が原因かと思っていたら、意外な所に墜落の原因があったことが最後に明らかになる。
 もっと大きなことが、原因かと思って読んでいたら、こんなつまらないことが原因だったのかと、肩透かしを食った気分になる。
 いろいろなエピソードが入り組んでいて、最後まで読ませるところが、著者の力なのだろう。期待が大きかっただけに、だまされたような感がある。これがアメリカ探偵作家クラブ賞の最優秀長編賞受賞作か?


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Posted by 北のフクロウ at 13:22│Comments(0)読書
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