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2018年06月01日

ラビリンス ケイト・モス著 ソフトバンククリエイティブ

 ベストセラーになる小説の要素を総て備えた小説である。
 歴史小説であり、歴史ミステリーであり、ロマンス小説でもあり、ファンタジー小説である。
 女流作家による、女性を主人公の小説で、女性ファンの心を掴んでいる。
 時代小説要素は13世紀南フランスのアルビジョア十字軍の時代である。南フランスではカタリ派というキリスト教の一派が信じられていて、それを問題としたローマカソリック教とフランス北部で王権を確立したフランス王ルイ8世が手をとりあって、南フランスのカタリ派キリスト教征討運動が起きた。これがアルビジュア十字軍で、約30年抗争が続いた。徹底的にカタリ派が弾圧され、宗教裁判が行われ、多くの異端者が焼き殺された。ここでは3つの書と聖杯を守る秘密組織の存在が現代の考古学発掘と結びついてミステリーとなっている。
 13式と現代が交互に物語として展開され、一種のファンタジー小説となっている。800年生きながらえた人物が登場するにいたって、ファンタジーが極まれる。ラビリンスというのは迷路の意味で、洞窟の迷路と、寺院の迷路と意味合いが深い。
 この小説は旅行ガイドの役割も果たしていて、この小説を読んだ読者がカルカソンヌの世界遺産を見に行くことが十分考えられる。 


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Posted by 北のフクロウ at 14:48│Comments(0)読書
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ラビリンス ケイト・モス著 ソフトバンククリエイティブ
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