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2018年01月09日

大河の一滴、林住期 五木寛之著 

年末から正月はいろいろ人生を振り返る良い機会となる。
 そんな時期に五木寛之の随想はいろいろ考えるヒントを与えてくれる。
 人間の一生を春夏秋冬(青春、朱夏、白秋、玄冬)あるいは学生期(がくしょうき)、家住期(かじゅうき)、林住期(りんじゅうき)、遊行期の4つに分ける考え方がある。人生100年時代になったからこれを4つに分けると、林住期は51歳から75歳、遊行期は76歳から100歳に該当する。私は今年76歳になるから、めでたく林住期から遊行期に移行する。ここで書かれている林住期のあり方が実践できたかといえば、できていなかったので、これからの遊行期をあたかも林住期のごとく過ごすのでちょうど良いかもしれない。そうすると私の遊行期は100歳以降となる?
 人間は大河の一滴のようなものだ、という言葉はそのとおりだと思う。そう考えると気が楽になる。
 五木さんの本は、肩から力が抜ける感じがするところが良い。


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Posted by 北のフクロウ at 09:30│Comments(0)読書
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