さぽろぐ

読書・コミック  |札幌市北区

ログインヘルプ


2017年12月08日

モナ 聖なる感染 ダン・セールベリ著 小学館文庫

 題名からは何か病原菌の話かと思われるが、実はウイルスはウイルスでもコンピューターウイルスであり、モナはそのウイルスを作り出したハッカーの娘の名前である。その娘はテロリストのクラスター爆弾によって母親もろとも爆死している。その復讐をするためにハッカーがウイルスを発明し、文明社会に撒き散らそうとする。それに対抗するのがこれまたコンピューターの専門家で、BCI(ブレイン・コンピューター・インターフェイス)という最先端のコンピューター技術を研究している。BCIではコンピューターと脳を結びつけて脳疾患の患者の機能をコンピューターで代替できないかという研究をしている。できあがった装置を妻に試した所、たまたまそのコンピューターがウイルスに感染していて、重篤な病気となる。それを助けるべく、ハッカーを探し出し、アンチウイルスプログラムを得ようとする。
 題名からは想像も出来ない最新のコンピューター技術をテーマにしたミステリーであった。
 このようにハッカーが題材となるミステリーが最近多くなってきている。


あなたにおススメの記事

同じカテゴリー(読書)の記事
 任侠シネマ 今野敏著 中公文庫 (2024-04-11 09:31)
 悟浄出立 万城目学著 新潮文庫 (2024-04-10 08:29)
 報復のカルテット ダニエル・シルヴァ著 ハーバーブックッス (2024-04-10 08:15)
 教皇のスパイ ダニエル・シルヴァ著 ハーパーブックス (2024-04-03 09:10)
 英国のスパイ ダニエル・シルヴァ著 ハーパーブックス (2024-04-03 08:43)
 消えた少年 アンア・ヤンソン著 創元推理文庫 (2024-04-03 08:31)

Posted by 北のフクロウ at 10:00│Comments(0)読書
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
モナ 聖なる感染 ダン・セールベリ著 小学館文庫
    コメント(0)