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2017年08月24日

シャドウ・ストーカー J.ディーヴァー著 文芸春秋

 下半身麻痺の科学捜査官リンカーン・ライムシリーズで脇役として登場していたキネシクスの専門家キャサリン・ダンス捜査官を主人公とする犯罪小説。ここでは人気歌手ケイリーのストーカー事件をキネシクスと科学捜査により、見事に解決する。犯罪解決には科学捜査ばかりではないということを主人公を替えて、示したものといえるかもしれない。
  ケーリーの作詞、作曲した曲が重要な舞台回しになっていて、殺人事件が暗示され、実行される。
  犯人はストーカーなのか、それとも別人なのか、読んでからのお楽しみである。
  リンカーン・クライムに飽きた読者には一服の清涼効果のある作品となっている。
  キャサリン・ダンスシリーズは3作目とあるから、作者が気に入っているキャラクターのようである。彼女のロマンスの行方も木になるところである。次作も期待しよう。


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Posted by 北のフクロウ at 11:08│Comments(0)読書
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