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2016年11月17日

極大射程 スティーブン・ハンター著 新潮文庫

前に読んだ「ハバナの男たち」の主人公アール・スワガーの子供のボブ・リー・スワガーが主人公のスナイパー小説。
 じつはこれが映画化されたものを観たことがあって、小説を読みながら映画の場面を思い出した。
 父親も総であるが、子供のボブも結構な南部の一匹オオカミのカウボーイタイプ、官僚や知識人タイプが大嫌いな人間である。
 FBIの派生組織の罠におちいって暗殺事件の犯人にされるが、見事真犯人を暴くという筋立てである。
 ここで主人公と戦場で殺された同僚の未亡人とは最後に結ばれて、子供が生まれることが示唆されているが、生まれた子供が又主人公になって活躍する「ソフトターゲット」という小説を古本屋でみつけた。
 同一作家が親子3代を主人公とする小説家は珍しいと思った。

 それにしてもアメリカは銃社会である。3億丁の武器が国民に所有されているというから、国民一人に1丁は銃が保有されていることになる。
 アメリカでは武器産業が1大産業であるから、いくら銃規制をしようとしてもなくならない。
 世界の戦乱もアメリカが武器輸出を止めない限り、止まらない道理である。


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Posted by 北のフクロウ at 10:10│Comments(0)読書
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