さぽろぐ

読書・コミック  |札幌市北区

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2017年02月05日

ネットフォース トムクランシー著 角川書店

 スティーブ・ビチェニックとの共著。
 2010年の近未来小説ということで、ネット・フォースシリーズの第1作目に相当する。1999年以前の作品と思われ、2017年現在としては
近未来というよりは過去の話になってしまった。その結果、合っているところもあるが、違う所もある。
 ネット・フォースというFBIの下部組織と、マフィアと、チェチン人のコンピューター・テロリストの三つ巴の抗争である。
 今のことばでいうと、サイバーテロということになろうか。コンピューター時代となって戦争も情報戦が重要になってきた。
 ここでは個人のテロリストであるが、国家的なサイバーテロの時代になって情勢はもっと複雑になってきた。
 いつも時代を読むことに定評のあるトム・クランシーであるが、まだその本領は発揮できていないように思える。その後進化したのであろう。  


Posted by 北のフクロウ at 21:03Comments(0)読書

2017年02月05日

札幌交響楽団 名曲シリーズ 雪あかりの物語

 2月4日(土)キタラ
 高関健指揮 ピアノ 牛田智大
 名曲シリーズでは過去最大の聴衆動員数ではなかったか。
 これほど満席に近い聴衆を見たことはなかった。
 何によるのか。
 一つはピアノの牛田さんの人気。今若手のホープである。
 もう一つはプログラム。
 札幌交響楽団の得意のシベリウスの交響曲第二番がプログラムに入っていた。
 牛田さんのショパンのピアノ協奏曲第二番は音もきれいで、力強く、見た目にも若武者のりりしさがあり、聴衆を魅了した。
 アンコールのショパン即興幻想曲もたしかなテクニックを聴かせた。
 4月にソロの演奏会があり、ここでも多くの聴衆を集めるだろうと思われる。
 高関さんは前の札響の指揮者であったから、楽団員と気心も知れており、名演であったと思う。
 それにしても定期演奏会との聴衆の数をどう判断したらよいのだろうか。
 プログラムか指揮者か。演奏会の曜日、時間か。聴衆の年齢層も若干違うようにも思う。分析が必要であろう。
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Posted by 北のフクロウ at 20:31Comments(0)音楽